Time capsuleからハードディスクをとりだす

研究室のファイルサーバーとして使っていたApple社のTime Capsule (MD032J/A) が壊れました。停電対策のため電源を抜いておいたのですが、コンセントにつなぐも起動しなくなってしまいました。WikipediaによるとMD032J/Aは2011年6月発売とありますので、10年以上昔の製品と思われます。

Time Capsuleの箱
Time Capsule本体

ハードディスクの中には大事なデータが残っていて、なんとか取り出す必要がありますが、もらい物のためどこで購入したのかもわからないし、10年以上昔の製品について適当な時間で適当なサポートをしてくれることも期待できないので、自分でなんとかすることにしました。

ウェブを調べてみれば、底のゴム部分は接着剤で貼り付けてあり、これをはずすとねじがでてきてハードディスクを取り出せるとあります。ドライヤーなどで熱を加えて接着剤を柔らかくすることができそうですが、電源も入らなくなった本体に用事はないので、マイナスドライバーでゴムをがしがし削りました。

ほとんどのねじは周辺にありますが、一つだけ中央部にありました。

底のゴムを削ったところ

ねじをドライバーではずし、底のカバー(下の写真の右側)を外すと、ハードディスク(左側の黒い部分に固定してあった)と電源部分が見えました。

Time Capsuleを開いて、ハードディスクと電源をはずしたところ
内蔵電源

ハードディスクは普通のSATA接続の3.5インチでした。裸族のお立ち台にのせ、iMacに接続すれば無事データを取り出すことができました。ハードディスクのフォーマットは「MacOS 拡張」なのでMacがないと立ち行かなくなるところでした。

USBでiMacに接続