写真のインデックスをつくる
たくさん撮った写真のサムネイルをHTMLで作ります。特定の画像管理ソフトを使わないので、自由にレイアウトして説明を加えることができます。
ImageMagickをインストール
- Windows Subsystem for Linux (WSL)をインストール
- Bash on Ubuntu on Windowsを起動
- sudo apt-get install imagemagic としてImageMagickをインストール
- convert -version としてVersion: ImageMagick 6.8.9-9… などと表示されればOK
サムネイルを作成
ImageMagickの画像を加工するコマンドにはconvertとmogrifyがあります。convertは元の画像を加工して新しいファイルをつくります。mogrifyは元の画像を加工後の画像に置き換えます。研究で撮った写真は必ず元のファイルを保存しておかないといけないので、convertを使います。
$ identify original.tiff # 画像の情報を調べる original.tif[0] TIFF 1600x900 1600x900+0+0 16-bit Grayscale Gray 3.149MB 0.000u 0:00.000 # 画像の大きさ(1600x900)がわかる。 $ convert -thumbnail 160x90 original.tiff thumbnail.jpg # TIFF画像から160x90 pxの大きさのJPEG画像をつくる
フォルダ内の全ての画像からインデックスをつくる
シェルスクリプトをつくって、index.htmlを作成します。
#!/bin/bash EXT=.JPG OUT_DIR=thumbnail if [ ! -d $OUT_DIR ] ; then mkdir -p $OUT_DIR fi cat <<-HEADER <html> <head><style type='text/css'><!-- .frame { floag:left; } --></style> </head> <body> HEADER ls *$EXT | while read F ; do OUT=$OUT_DIR/$(basename $F) if [ ! -f "$OUT" ] ; then convert -thumbnail 160x90 $F $OUT fi echo "<div class='frame'><h4>"$(basename $F $EXT)"</h4><img src='$OUT'></div>" done cat <<-FOOTER </body> </html> FOOTER
以下のように実行します。
$ cd working_dir # 写真のあるディレクトリへ移動 $ ./thumbnail.sh >index.html
index.htmlを編集して好みのインデックスに仕上げる。私の好みはfieldsetで写真をグループにして、legendでその名前をいれる方法です。その際.frameのスタイルを削除して、fieldsetにdisplay: flex;をいれるとよいです。
オリジナルのファイルを消してしまわないように、最初はどこかにコピーをつくって試すといいです。