変化朝顔 2026年その4 (Q1239)
九州大学のNBRP「アサガオ」からいただいた、 黄斑入蝉葉淡茶吹雪多曜咲大輪 (き ふいり せみば うすちゃ ふぶき たようざき たいりん)です。
淡茶が花の色で、その1の濃茶はint遺伝子を持っているのに対し、淡茶はlt遺伝子を持つことで茶色 (mg dy)が変化するようです。
吹雪は放射状に色がある部分とない部分が広がる模様を表しています。 これはアサガオの花の色素であるアントシアニンの合成酵素に起きた変異で、白い部分ではトランスポゾンが入っていて色素をつくれないのですが、ときどきそれが跳んで、遺伝子の機能が回復して、着色するようになります。
こういう模様を絞りというそうで、昔アサガオの研究者が「トランスポゾンが跳んで絞る」と言っていたことを思います。
葉の遺伝子型が y1 v1 re dg で、花が lt mg dy a3-Bz となっています。説明は国立遺伝学研究所のSHIGENを元にしています。
- lt 淡色
- 胚軸と茎は淡色、花も淡色。淡色花の総称として使用しており、複数の遺伝子座に分かれる可能性がある。
- a3Bz/+ 吹雪
- 濃色地に白の幅の広い縞または条斑、斑点模様を表す。優性で野生型とのヘテロ接合体では条斑部が淡く着色する。
- DFRはジヒドロフラボノール還元酵素をコードしており、アサガオの花色の素であるアントシアニン色素の合成に必須の遺伝子。これにトランスポゾンが入っているときは、アントシアニンを合成できないので白くなり、トランスポゾンが抜ける(跳ぶ)と着色する。

