松本吉博先生

松本吉博先生紹介
インタビュー

先生の趣味はなんですか?
A. 本を読むことが好きですね。村上春樹さんや立花隆さんが好きです。 村上春樹さんについては最近の作品はあまり読んでいませんが、2作目の『ピンボール』から読み始めました。また、ジャズやクラシックといった音楽を聴くのも好きです。
今一番力を力を入れているテーマはなんですか?
A. 私の研究室で行っている2つのテーマに力を入れています。1つ目はDNA修復と複製の連携についてです。DNA複製とDNA修復を協調して起こっていると考え、どのようなメカニズムで起こっているのかということを解明することですね。2つ目は抗がん剤についてです。1つめの研究の最中に偶々見つかった『フルオロウラシル』に別のものを組み合わせることで抗がん作用が強まったという結果から将来的ながん治療への応用のためにそのメカニズムの解明なども行っています。
先生が現在の研究を始めたきっかけとは?
A. 私はもともと転写についての研究をやりたかったのですよ。しかし留学で行った研究室でDNAに損傷がある場合に転写はどのようになるかというプロジェクトを偶々与えられ、研究をしていくうちに転写前に行われるDNA修復の早さに驚き、そのからDNA修復と複製についての研究を行い始めたのです。
先生がこの職業に就いた理由は何ですか?
A. 2015年までアメリカで研究を行っていたが、そろそろ日本へ戻ろうかなと考えてるうちに中部大学からうちに来ませんか?とオファーを受けたのがきっかけですね。正直、ラッキーなお話でした(笑)
大学での活動(勉強以外で)役に立ったことはりますか?
A. やはり、趣味でも言った読書でしょうか。小説以外でも、京都大学の松沢先生(動物心理学者、霊長類学者)や京都大の総長を勤めていらっしゃる山極寿一さんのインタビューが載った『サル学の現在』などといったものも読んでいます。これらによって、自分の研究やそれ以外の面でも知見を広められました。
学生のうちにやっておいた方が良いと思うことはありますか?
A. 英語について、アレルギーのように苦手意識を持っている学生も多いが、少なくともなんとなく単語ごとの意味が分かるというレベルまで英語力を育んだ方が良いと思いますね。なぜかというと、情報化社会になった今、情報が最も多いのは英語で書かれた文章が多いからです。Wikipediaでも日本語版と英語版では全く情報量が違います。なので学生のうちから英語の講演会である『TED』などを利用して、興味のある内容で英語に力を注ぐと良いと思います。
先生の講義を受けるうえで心掛けてほしいことや、大切にしてほしい考えはありますか?
A. 私が出したスライドをただの語句や知識として表面的にとらえるのではなく、その考えがどのようにして出てくるのかというようなストーリーを組み立て、知識意を深めるように立体的な見方で授業を聞いてほしいですね。
中部大のいいところはどこでしょう?
A. 研究のサポートが手厚いところではないでしょうか?他の大学で働いている友人の話を聞く限りではやはりそう思います。その様に研究に力を入れることができるため、研究を進め、その内容を学生に還元できるということが素晴らしい点だと思います。
これから受験、入学してくれる高校生へのメッセージ
A. 生物に対する知りたいという心を大事にし、育てていくのが応用生物化学科と考えているので、生物のことをもっと知りたいという心がある人は中部大学の応用生物化学科にきてください。
松本先生の伝えたいこと
A. 自然科学の研究をやっていてこれは何か、何が楽しいのかを考えたときに、自然科学の研究自体はよくジグソーパズルのピースを当てはめていくと例えられています。けれど私の実感としては、ジグソーよりもテトリスでピースをはめていく感覚で、ピースがはまった途端に層が消えてパーッと見晴らしが良くなる。何かがわかることによって、世界観(世界の見方)が変わってしまう印象がある。そういう楽しさを学生の皆さんに知ってもらいたいと考えています。科学上の大発見でなくても、一人一人が何かある一つのことを理解することによってそれで世界観がガラリと変わってしまうということがあると思うので、研究の最前線はもちろんですが、一人一人の世界の見方が変わり視野が広がると思うので、その楽しさを伝えていきたいです。